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魂のきせき

10月24日(土)公開

ばらばらの痛みが 出会うとき

魂のきせき

©Kasama Film

映画監督の小林茂は、性暴力のサバイバーであることを公にしながら活動を続ける一人の写真家との出会いをきっかけに、本作の製作を決意する。大切な友人が、幼少期に受けた性虐待によるPTSDで長年苦しむ姿を見ていたからだ。やがてカメラは、それぞれ異なる痛みを抱えながら生きるサバイバーたちへと向けられていく。悔恨、怒り、うつ、不眠、解離、自傷、希死念慮。言葉にならない痛みとともに生きるということを、どう映すのか?
長期化する撮影のなかで、小林は映画製作の意義を問い、自分自身の過去と向き合う。幼いころの記憶をたぐり寄せると、そこに戦争の昏い影を背負って満洲から引き揚げてきた家族との日々が浮かんだ。異なる時代、異なる出来事に刻まれた傷は、ときに遠く、ときに近く、響きあうことがあるのだろうか――。
『魂のきせき』には2つの意味が込められている。深い傷つきとともに歩んできた魂たちの〈軌跡〉。そして、孤独な魂と魂とが、まるで地下水脈のように、とても深いところで、いつか静かにつながりあう〈奇跡〉。その〈きせき〉の先に、何があるのか? 本作は、このかすかな希望に目を凝らし、耳を澄まし続けた、9年間の記録である。

出演:森永都子 高橋和枝 にのみやさをり 小林茂
監督:小林茂
撮影:小田香 録音:川上拓也 編集:秦岳志
歌:結華 制作事務局:須藤伸彦 プロデューサー:長倉徳生 秦岳志
製作:カサマフィルム
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(日本映画製作支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会
宣伝美術:成瀬慧 宣伝:高田理沙 配給協力:リガード 配給:アギィ

日本/2025/日本語/カラー/DCP/97分

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