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ポンヌフの恋人

12月20日(土)公開

唯一無二の監督レオス・カラックスの最高傑作

ポンヌフの恋人

唯一無二の監督レオス・カラックスの最高傑作とされる『ポンヌフの恋人』。
撮影の度重なる中断、その度に膨れ上がった製作費、フランス映画史上最大のオープンセット、そしてシネマライズ渋谷で27週のロングランを記録する熱狂を巻き起こした1992年の日本公開。映画にまつわる全てのエピソードが伝説として語られる本作が、撮影監督キャロリーヌ・シャンプティエの監修によって美しく4Kで修復され、劇場公開が決定した。

『ポンヌフの恋人』はホームレスの孤独と恋を1カット1カット衝撃的なまでの映像と音で叩きつける強烈なインパクトの恋愛映画。絵画に喩えるなら、美しい風景画ではなくエゴン・シーレの歪んだ人物像やジャクソン・ポロックの抽象絵画のような非凡なスタイルで描かれた「激情」の物語だ。
天涯孤独で不眠症の大道芸人アレックス(ドニ・ラヴァン)と失恋の痛手と眼の奇病による失明の危機で家出した画学生ミシェル(ジュリエット・ビノシュ)。ホームレスとなった二人は、パリの最も古い橋ポンヌフで出会う。愛を告白できないアレックス、過去の初恋に生きるミシェル。カラックスが見つめる二人の感情の軌跡は、失意と闇からはじまり、息もつかせぬスビードで希望と生命へと疾走し、回転していく…!

本4Kレストア版はカラックスの協力のもとオリジナル35mmネガからデジタルレストアし、撮影監督キャロリーヌ・シャンプティエが修復と色彩補正を監修、トマ・ゴデールが音響を担当した。
※当館では2K上映

監督・脚本:レオス・カラックス/撮影:ジャン=イヴ・エスコフィエ/出演:ジュリエット・ビノシュ、ドニ・ラヴァン

1991年/フランス映画/カラー/125分/DCP/配給:ユーロスペース

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