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金子文子 何が私をこうさせたか

2月28日(土)公開

現に在るものをぶち壊すのが私の職業です

金子文子 何が私をこうさせたか

©旦々舎

1923年9月、朝鮮人の虚無主義者/民族主義者の朴烈と共に検束され、1926年3月、大逆罪で死刑判決を受けた金子文子。
恩赦で無期に減刑され、栃木女子刑務所に送られたが、7月23日、独房で自死した。没年23歳。
金子文子は、なぜ死んだのか? 大審院の死刑判決の後、 栃木女子刑務所で自死するまで何があったのか。本作は、残された生の声を伝える短歌をもとに、これまで空白であった死刑判決から自死に至る 121 日間の、文子のたったひとりの闘いを描く。

メガホンを取ったのは、1971年にピンク映画で監督デビューし、300本を超える映画を監督・制作してきた 浜野佐知。自主制作作品では、尾崎翠(作家)、湯浅芳子(ロシア文学者)、宮本百合子(作家)など100年前の日本で自らを曲げることなく生きた女性たちを描いてきた浜野監督が、長年映画化を切望し続けた金子文子の最後の 孤独な闘いを監督人生の集大成として完成させた。 主演には、菜 葉 菜。『百合子、ダスヴィダーニヤ』『雪子さんの足音』で 浜野監督作品に出演し、その演技力から文子役として抜擢。最後まで 国家権力に抵抗した文子の魂の叫びを体現した。 また文子の同志・朴烈には、監督としても活躍している小林且弥。 予審判事・立松懐清には、三浦誠己。ほか、浜野作品に馴染みの深い 吉行和子、白川和子、大方斐紗子、洞口依子、鳥居しのぶに加え、 和田光沙、咲耶、菅田俊、足立智充、結城貴史、佐藤五郎など 個性的な俳優陣が集結。 脚本は山﨑邦紀、撮影監督は高間賢治、音楽監督は吉岡しげ美。 長野県松本市にある戦前の裁判所や刑務所を移築した「松本市歴史の里」などで撮影された。

出演:
菜 葉 菜
小林且弥 三浦誠己、洞口依子 白川和子
結城貴史 和田光沙 鳥居しのぶ 咲耶 佐藤五郎 足立智充 贈人 浅野寛介 森 了蔵 関根大学
菅田 俊 吉行和子
監督:浜野佐知
企画:鈴木佐知子 脚本:山﨑邦紀 撮影監督:髙間賢治(JSC) 音楽監督:吉岡しげ美

製作・配給|旦々舎
日本/2時間1分/© 旦々舎/PG12

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