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「ひと」を描く映画監督 橋口亮輔作品特別上映

7月1日(月)、2日(火)、3日(水)

映画『お母さんが一緒』公開記念
『ぐるりのこと。』『二十才の微熱』『渚のシンドバッド』
全作フィルム上映‼

「ひと」を描く映画監督 橋口亮輔作品特別上映

© 2008『ぐるりのこと。』プロデューサーズ

最新作『お母さんが一緒』の公開(7/12より)を控える、稀代の映画監督・橋口亮輔。デビュー作『二十才の微熱』(1993)から前作『恋人たち』(2015)まで、これまで発表した長編映画は5本。寡作ながらどの作品も国内外で高い評価を受け、国内の映画賞を数多く受賞している。デビュー以降、徹底して「人間」を、「ひと」を描きつづけ、時代の先駆者でありつづける橋口亮輔を今こそ、再発見。


□上映作品
・『ぐるりのこと。』
監督・脚本・原作・編集:橋口亮輔/出演:木村多江、リリー・フランキー、倍賞美津子
2008年公開/ 140分/35mm上映

何事もきちんとしたい妻・翔子(木村多江)と、法廷画家の夫・カナオ(リリー・フランキー)。バブル崩壊後の90年代初頭か揺ら9.11テロに至るまでの10年間を舞台に、初めての子の死をきっかけにうつになっていく翔子と彼女に寄り添うカナオ、決して離れることのない夫婦の姿を通して、ひととひとの間に生まれる希望を描いた珠玉の名作。

・『二十才の微熱』
監督・脚本:橋口亮輔/出演:袴田吉彦、片岡礼子、遠藤雅
1993年公開/129分/16mm上映
※フィルムの特性上、画面に縦傷が入る箇所があります。予めご了承ください。

『夕辺の秘密』(89)で1989年度「PFFアワード」グランプリを受賞した橋口監督が、PFFスカラシップを受けて制作した長編劇映画デビュー作。昼間は大学生、夜はゲイバーで男たちに体を売る主人公(袴田吉彦)の姿を通して、生きづらさや孤独を抱えるひとびとの心に寄り添い、彼らをそのまま肯定する橋口監督のまなざしはデビューから一貫している。

・『渚のシンドバッド』
監督・脚本:橋口亮輔/出演:岡田義徳、草野康太、浜崎あゆみ
1995年公開/114分/35mm上映

長編劇映画2作目となる本作の舞台は、橋口監督の出身地・長崎。同性の同級生・吉田(草野康太)に恋する伊藤(岡田義徳)、転校生の相原(浜崎あゆみ)ら高校生6人の心の揺れを、瑞々しく鮮やかに映した育春群像劇であり、ひとがひとを好きになることの美しさと残酷さが描かれた傑作。

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