初めての女
7月5日(金)まで
情けないけど自由、ノンキだけど純粋
俳人・瀧井孝作の私小説「俳人仲間」の映画化
©TRYDENT PICTURES 2024
明治末期。北アルプスの山々に囲まれた地で育った青年・瀧井孝作は、父親の事業が失敗し丁稚奉公に出され、窮屈な日々を過ごしていた。幼い頃に兄や母を亡くし、寂しい孝作の拠り所は俳句に没頭すること。そんなある日、西洋料理屋の女中・玉と出会う。美しい年上の女性の魅力に孝作は惹かれていく。
“堤長き 並松月夜 涼み行く”――孝作は、心からの玉への気持ちを句にしたためた。玉との距離が縮まったと思っていた孝作だったが、次第に玉の言動や噂から不信が募っていく。そんな折、玉と訪れた店で三味線芸者の鶴昇(加藤菊)と出会う。鶴昇の端麗でどこか悲しげな姿に心奪われ、玉が孝作の元から去った後、鶴昇にのめり込み始める。今までにない感情に翻弄される孝作は、次第に俳句からも遠ざかってしまう。
原作は志賀直哉に兄事し、芥川賞の選考委員を創設以来46年間務めた俳人・小説家である瀧井孝作。彼が晩年に執筆した私小説「俳人仲間」(日本文学大賞受賞作品)の中でも、様々な人と出会い、青年の成長を描いた「初めての女」を映画化。
主人公・瀧井孝作を演じるのは井筒和幸監督や上田慎一郎監督の作品に出演するなど、今後の活躍が注目される髙橋雄祐。まだ何者でもない青年が二人の女性と出会い、そして別れという現実に直面し、深い悲しみと葛藤に包まれる姿を繊細に演じた。孝作が出会う西洋料理屋の玉役には、数多くの話題作に出演している芋生悠。芸者の菊役には、劇中で自身の特技である三味線を披露した三輪晴香。寂しさの中に生きる二人の女性を、それぞれ演じた。監督は元漁師という経歴を持ち、本作が劇場デビューとなる小平哲兵監督。高山市の人々の協力の元、作品を完成させた。
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予告編
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公式サイト
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公開日
7月5日(金)まで
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上映時間
6月22日(土)、23日(日) 10:45
6月24日(月) 11:10
6月25日(火) 11:25
6月26日(水) 11:10
6月27日(木) 11:25
6月28日(金) 10:45
6月29日(土) 18:05
6月30日(日) 20:10
7月1日(月)~3日(水) 18:25
7月4日(木)、5日(金) 17:20 -
入場料金
一般1,900円/大学・専門学校生1,400円/会員・シニア1,300円/高校生800円(オンラインは900円)/中学生以下500円(オンラインは600円)
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イベント情報
■イベント
6月22日(土) 10:45の回上映後 初日舞台挨拶
ゲスト:髙橋雄祐さん(瀧井孝作役)、芋生悠さん(玉役)、三輪晴香さん(加藤菊役)、小平哲兵監督
6月23日(日) 10:45の回上映後 トークイベント
ゲスト:髙橋雄祐さん(瀧井孝作役)、ジャン・裕一さん(瀧井新三郎役)、益田祐美子さん(映画プロデューサー)、小平哲兵監督
6月24日(月) 11:10の回上映後 舞台挨拶
ゲスト:道田里羽さん(本作題字)、小平哲兵監督
6月25日(火) 11:25の回上映後 舞台挨拶
ゲスト:髙橋雄祐さん(瀧井孝作役)、小平哲兵監督
6月27日(木) 11:25の回上映後 舞台挨拶
ゲスト:保坂直希さん(稲田役)、小平哲兵監督
6月28日(金) 10:45の回上映後トークイベント
ゲスト:秋尾敏さん(パンフレット俳句監修)、小平哲兵監督、桑江良佳さん(本作脚本)
6月29日(土) 18:05の回上映後 舞台挨拶
ゲスト:髙橋雄祐さん(瀧井孝作 役)、芋生悠さん(玉 役)、三輪晴香さん(鶴昇/加藤菊 役)、小平哲兵監督
6月30日(日) 20:10の回上映後 トークイベント
ゲスト:髙橋雄祐さん(瀧井孝作 役)、小平哲兵監督、矢田部吉彦(前TIFFディレクター)
7月2日(火) 18:25の回上映後 トークイベント
ゲスト:髙橋雄祐さん(瀧井孝作 役)、籾木芳仁さん(山崎豊次 役)小平哲兵監督、野本梢さん(映画監督)
7月5日(金) 17:20の回上映後 最終日舞台挨拶
ゲスト:髙橋雄祐さん(瀧井孝作 役)、芋生悠さん(玉 役)、三輪晴香さん(鶴昇/加藤菊 役)、藤江琢磨さん(小鳥良々 役)、道田里羽さん(題字)、小平哲兵監督