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めくらやなぎと眠る女

10/11(金)まで

村上春樹原作、初のアニメ映画化
国際的なコラボレーションによって生まれた
【日本語版】も同時公開!

めくらやなぎと眠る女

© 2022 Cinéma Defacto – Miyu Prodcutions – Doghouse Films – 9402-9238 Québec inc. (micro_scope – Prodcutions l’unité centrale) – An Origianl Pictures – Studio Ma – Arte France Cinéma – Auvergne-Rhône-Alpes Cinéma

2011年の東京。東日本大震災から5日後、刻々と被害を伝えるテレビのニュースを見続けたキョウコは、置き手紙をのこして小村の元から姿を消した。妻の突然の失踪に呆然とする小村は、図らずも中身の知れない小箱を女性に届けるために北海道へと向かうことになる。
同じ頃のある晩、小村の同僚の片桐が家に帰ると、そこには2メートルもの巨大な「かえるくん」が彼を待ち受けていた。かえるくんは迫りくる次の地震から東京を救うため、こともあろうに控えめで臆病な片桐に助けを求めるのだった――。
めくらやなぎ、巨大なミミズ、謎の小箱、どこまでも続く暗い廊下――大地震の余波は遠い記憶や夢へと姿を変えて、小村とキョウコ、そして片桐の心に忍び込む。人生に行き詰まった彼らは本当の自分を取り戻すことができるのだろうか……。

世界最大のアヌシー国際アニメーション映画祭で審査員特別賞を受賞、新潟国際アニメーション映画祭で第1回目のグランプリに輝いた『めくらやなぎと眠る女』。本作は音楽家でアニメーション作家のピエール・
フォルデス監督が、村上春樹の6つの短編「かえるくん、東京を救う」、「バースデイ・ガール」、「かいつぶり」、「ねじまき鳥と火曜日の女たち」、「UFOが釧路に降りる」、「めくらやなぎと、眠る女」を再構築した、村上春樹原作初のアニメ映画。実写撮影をベースにした独自の技法と緻密な音響設計によって、村上作品のミステリアスかつ生々しいリアリティを見事に映像化した作品だ。
2011年、東日本大震災直後の東京。置き手紙をのこして突如家を出たキョウコ、妻キョウコの突然の失踪に呆然としながら北海道へ向かうことになる小村、そして巨大な“かえるくん”とともに迫りくる大地震から東京を救おうとする片桐。めくらやなぎや巨大なミミズ、どこまでも続く暗い廊下といった村上春樹ならではのモチーフが、アニメだからこそ表現なしえたマジックリアリズム的な世界観で再現され、人生に行き詰った3人が遠い記憶や夢をさまよいながら自身と向き合い、ゆるやかに解放されてゆく物語が描かれる。
2022年の新潟国際アニメーション映画祭の審査員長を務めた押井守は「現代文学を表現する最適のスタイルなんじゃないかということで、3人の審査員の意見が一致した、唯一の作品」とコメント。また監督自らが手掛けた音楽もレザルク・ヨーロッパ映画祭で作曲賞を受賞するなど、世界各国で高い評価を得ている。

日本での劇場公開のために制作された【日本語版】ではオリジナル版が声優ではなく実写俳優を起用していたことをふまえ、磯村勇斗、玄理、塚本晋也、古舘寛治ら実力派の俳優を、映画監督の深田晃司が演出。当初から日本語での制作を夢見ていたフォルデス監督も来日し収録が行われた国際的なコラボレーションによって、【オリジナル(英語)版】とも異なるリアリティをもつ唯一無二の日本語版が生まれた。

【日本語版】キャスト:磯村勇斗、玄理、塚本晋也、古舘寛治、木竜麻生、川島鈴遥、梅谷祐成、岩瀬亮、内田慈、戸井勝海、平田満、柄本明
工藤孝生、林ちゑ、池田良、兵藤公美、小寺悠介、実近順次、逸見愛、内田周作、田中進太郎、柴田元幸、森一生、前原瑞樹、大宙舞、大竹直、仁藤あいの
日本語版演出:深田晃司
音響監督:臼井勝

監督・脚本:ピエール・フォルデス/原作:村上春樹((「かえるくん、東京を救う」、「バースデイ・ガール」、「かいつぶり」、「ねじまき鳥と火曜日の女たち」、「UFOが釧路に降りる」、「めくらやなぎと、眠る女」)
声の出演:ライアン・ボンマリート、ショシャーナ・ビルダー、マルセロ・アロヨ、スコット・ハンフリー、アーサー・ホールデン、ピエール・フォルデス
2022/109分/フランス、ルクセンブルク、カナダ、オランダ合作/原題:「Saules Aveugles, Femme Endormie」/英語題:「Blind Willow, Sleeping Woman」
配給:ユーロスペース、インターフィルム、ニューディアー、レプロエンタテインメント

  • 予告編

  • 公式サイト

    http://www.eurospace.co.jp/BWSW

  • 公開日

    10/11(金)まで

  • 上映時間

    *オリジナル英語版→英、日本語版→日

    7月26日(金) 11:00英/15:30日/17:45英/20:00日
    7月27日(土) 10:10日/12:45日/17:20英/19:35英
    7月28日(日)~8月2日(金) 10:30英/15:00日/17:15英/19:30日
    8月3日(土)、4日(日) 10:00英/14:30日/16:45日/20:35英
    8月5日(月)~9日(金) 10:00英/14:30日/16:45英/19:00日
    8月10日(土)~14日(水)、10:15英/14:45日/17:00英/19:15日
    8月15日(木) 10:00英/14:30日/16:45英
    8月16日(金) 10:15英/14:45日/17:00英/19:15日
    8月17日(土) 10:50英/13:05日/15:20英/17:35日
    8月18日(日) 10:15英/12:30日/14:45英/19:00日
    8月19日(月)~22日(木) 10:50英/13:05日/15:20英/17:35日
    8月23日(金) 12:35日 ※英語版 休映
    8月24日(土)~30日(金) 11:00英/13:15日/20:45日
    8月31日(土)~9月6日(金) 13:00日/20:05英
    9月7日(土) 13:00日/20:25英
    9月8日(日)~13日(金) 13:00日/20:05英
    9月14日(土)~20日(金) 15:15日/19:35英
    9月21日(土) 15:25日
    9月22日(日) 20:25日
    9月23日(月) 15:25日
    9月24日(火)~27日(金) 15:00日
    9月28日(土)、29日(日) 16:45日
    9月30日(月)、10月1日(火) 15:00
    10月2日(水) 14:35
    10月3日(木)、4日(金) 15:00
    10月5日(土) 16:35
    10月6日(日)~10日(木) 16:15
    10月11日(金) 17:50

  • 入場料金

    一般1,900円/大学・専門学校生1,400円/会員・シニア1,300円/高校生800円(オンラインは900円)/中学生以下500円(オンラインは600円)

  • イベント情報

    ■公開記念イベント

    7月27日(土)
    ①10:10の回上映後 トークショー
    ②12:45の回上映前 舞台挨拶
    ※どちらも『めくらやなぎと眠る女』【日本語版】を上映
    ゲスト:古舘寛治さん(声の出演・かえるくん役)、深田晃司さん(映画監督・本作日本語版演出)


    ■トークショー付き特別先行上映

    7月22日(月) 19:00から『めくらやなぎと眠る女』【日本語版】上映
    上映後トークショー
    ゲスト:柴田元幸さん(翻訳家・英米文学)、深田晃司さん(映画監督・本作日本語版演出)

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