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のさりの島

5月29日(土)公開

“やさしい嘘”が生み出した、おとぎ話のような一瞬の時間 —
天草から“のさり”の風が、あなたの心を包み込む、やさしいひと時を届けます。

のさりの島

©北白川派

オレオレ詐欺の旅を続ける若い男が、熊本・天草の寂れた商店街に流れ着いた。老女の艶子は、若い男を孫の“将太”として招きいれる。若い男はいつの間にか、“将太”として艶子と奇妙な共同生活を送るようになり、やさしい“嘘”の時間に居場所を見つけていく。

地元FM局のパーソナリティを務める清ら(きよら)は、昔の天草の8ミリ映像や写真を集め、商店街の映画館で上映会を企画する。ひょんなことから“将太”も、上映会の企画チームに連れ込まれてしまう。賑わいのあった頃の天草・銀天街の記憶を取り戻そうと夢中になる清ら。かつての銀天街の痕跡を探す中で、艶子の持っていた古い家族アルバムに、“将太”は一枚の写真を見つける――
本渡の大火、焼け跡を片付ける町の人々、復興後の祭りの様子…。街に流れるブルースハープの音色と共に、スクリーンに映し出された天草のかつての記憶。
「将太さん、本当はどこのひとなの…」

“のさり”とは、いいこともそうでないことも、自分の今ある全ての境遇は、天からの授かりものとして否定せずに受け入れるという、天草の優しさの原点ともいえることば。コロナ禍により人との繋がり、生き方が見直されるようになったいまだからこそ、「のさり」のやさしさ、天草の持つ人間性が心に染み渡る。“その土地に暮らす”ということの重みと、ひとの繋がり、心の交流が胸にじんわりと時を刻んでいく。

本作は『嵐電』(19/鈴木卓爾監督)に続く北白川派の最新作。主人公に『his』、『佐々木、イン、マイマイン』、大河ドラマ「青天を衝け」、『くれなずめ』など話題作への出演が続く、藤原季節。オレオレ詐欺の男を孫として迎え、奇妙な同居生活を送るつかみどころのないお茶目な老女役に、本作が遺作となった原知佐子。『おくりびと』の小山薫堂をプロデューサーに、海外でも高い評価を得た『カミハテ商店』の山本起也監督がメガホンを取った。

監督:山本起也、出演:藤原季節、原知佐子
2020年/DCP/5.1ch/129分/ビスタサイズ/日本/配給:北白川派

  • 公式サイト

    https://www.nosarinoshima.com/

  • 公開日

  • 上映時間

  • 入場料金

    一般1800円/大学・専門学校生1400円/会員・シニア1200円/高校生800円/中学生以下500円

  • 前売券情報

  • イベント情報

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