ユーロスペース

オンラインチケット購入

トップページ > 小田香特集2021

小田香特集2021

1月16日(土)公開

第1回大島渚賞を受賞した小田香
最新作『セノーテ』の凱旋上映を記念して、タル・ベーラが激賞した幻の作品『ノイズが言うには』から
日本初公開の『あの優しさへ』まで、小田香の10年にわたるフィルモグラフィーを振り返る

小田香特集2021

新作『セノーテ』の公開に伴い、2010年から2019年の間に制作した作品の特集上映をしていただけることになりました。これまでつくってきた個性の違う作品らを特集していただくことで、ひとつの作品からのみでは提示できない、いち作り手の世界観に触れていただける機会になることを願っています。様々な映画を撮ってきましたが、そのうちのひとつにだけここで言及したいと思います。映画を志してから、はじめて撮った『ノイズが言うには』(2010)のことです。いくつかの映画祭以外では、これまで積極的に上映をしてきませんでした。制作中、カメラの暴力性に傷つき、人を傷つけたことに意識的になってから、上映によりまた己が傷つくこと、そして人を傷つけることになるのではという懸念がありました。 今回、公開を決めたのは、いまこの作品は人に観てもらう時期になったのではないかという想いと感があるからです。撮影から10年が経ちました。ノイズからずっと抱いてきた「胸のつかえ」に、『あの優しさへ』(2017)で向き合い、その後『セノーテ』が完成し今日へと至ります。映画の地平は見通せず、反省と発見、探究と修練の日々ですが、10年でひとりの人間がたどった軌跡になにかしら面白みを感じていただけたら幸甚です。
―――小田香

■上映作品

◇Aプログラム
『ノイズが言うには』38分/ 2010年
『あの優しさへ』63分/2017年

◇Bプログラム
『鉱 ARAGANE』68分/2015年  監修:タル・ベーラ

◇Cプログラム:短編集
『ひらいてつぼんで』13分/ 2012年
『呼応』19分/ 2014年  監修:タル・ベーラ
『FLASH』25分/ 2015年
『色彩論 序章』 6分/ 2017年
『風の教会』 12分 / 2018年
『Night Cruise』 7min. / 2019

※各作品の詳細はチラシPDFをご覧ください
※すべてデジタル上映
※日本語または日本語字幕付き

監督:小田香
配給:スリーピン

  • 公式サイト

    http://aragane-film.info/cenote/

  • 公開日

    1月29日(金)まで

  • 上映時間

    1月16日(土) 16:00『ノイズが言うには』『あの優しさへ』/18:35『鉱』
    1月17日(日) 16:00『鉱』/18:00「短編集」
    1月18日(月) 16:00『ノイズが言うには』『あの優しさへ』/18:00『鉱』
    1月19日(火) 16:00『鉱』/18:00『ノイズが言うには』『あの優しさへ』
    1月20日(水) 14:20「短編集」/16:20『ノイズが言うには』『あの優しさへ』
    1月21日(木) 14:20『鉱』/16:20『ノイズが言うには』『あの優しさへ』
    1月22日(金) 14:20『ノイズが言うには』『あの優しさへ』/16:20『鉱』
    1月23日(土) 14:20『鉱』/18:10「短編集」
    1月24日(日) 14:20『ノイズが言うには』『あの優しさへ』/18:10『鉱』
    1月25日(月) 14:20「短編集」/18:10『ノイズが言うには』『あの優しさへ』
    1月26日(火) 14:20『ノイズが言うには』『あの優しさへ』/16:20『鉱』
    1月27日(水) 14:20『鉱』/16:20「短編集」
    1月28日(木) 14:20「短編集」/16:20『ノイズが言うには』『あの優しさへ』
    1月29日(金) 14:20『ノイズが言うには』『あの優しさへ』/16:20『鉱』

  • 入場料金

    一般1500円/学生1300円
    ※『セノーテ』半券提示で一般料金のみ200円引き

  • イベント情報

    ■オンラインQ&A
    1月16日(土)16:00の回上映後 ゲスト:小田香監督

TOP