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キリル・セレブレンニコフ監督特集【『リモノフ』公開記念】

9/6(土)~19(金)日替わりで1日1作品上映

ならず者たちの生の衝動と愛の破滅
ロシアの鬼才による強烈な映像体験

キリル・セレブレンニコフ監督特集【『リモノフ』公開記念】

© 2020 – HYPE FILM – KINOPRIME - LOGICAL PICTURES – CHARADES PRODUCTIONS – RAZOR FILM – BORD CADRE FILMS – ARTE FRANCE CINEMA -ZDF

観る者に強烈な違和感を与える演出力と鋭い社会批評性をかけ合わせた唯一無二の作家性を誇る映画監督キリル・セレブレンニコフ。劇場公開された直近4作はすべてカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されるなどと国際的な評価も高い。その『リモノフ』公開を記念して、愛と破滅、はみ出し者、ロシアへの風刺、など最新作と共鳴する要素をもつ直近の3作品を特別上映。

【上映作品】
『LETO -レト-』
『インフル病みのペトロフ家』
『チャイコフスキーの妻』

『LETO -レト-』
ときは1980年代前半。西側諸国(資本主義諸国)の文化は禁忌とされていたソ連時代のレニングラードでは、L・ツェッペリンやT・レックスなど西側のロックスターの影響を受けたアンダーグラウンド・ロックが花開こうとしていた。その最前線で人気を博していたバンド「ズーパーク」のリーダーであるマイク(ローマン・ビールィク)のもとにある日、ロックスターを夢見るヴィクトル(ユ・テオ)が訪ねてくる。彼の才能を見出したマイクは、共に音楽活動を行うようになるが、その一方で、マイクの妻ナターシャ(イリーナ・ストラシェンバウム)とヴィクトルの間には淡い恋心が芽生え始めていた……。

第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、カンヌ・サウンドトラック賞最優秀作曲家賞を受賞。その他各国の映画祭で数々の受賞&ノミネートを果たし、世界中の映画・音楽ファンを熱狂させた本作。セレブレンニコフは、無実の容疑で国に拘束された1年半の自宅軟禁のさなかに本作を完成させた。

監督:キリル・セレブレンニコフ
出演:ユ・テオ、イリーナ・ストラシェンバウム、ローマン・ビールィク
日本語字幕:神田直美 原語監修:松澤暢子
配給:キノフィルムズ/木下グループ

2018年/ロシア・フランス/スコープサイズ/129分/モノクロ・カラー/英語・ロシア語/スコープサイズ/5.1ch/DCP


『インフル病みのペトロフ家』
2004年のロシア、エカテリンブルク。インフルエンザが流行している。ペトロフは高熱にうなされ、妄想と現実の間を行ったり来たり。やがてその妄想は、まだ国がソヴィエトだった子供時代の記憶へと回帰し……。

ロシア社会へのブラックな風刺、型破り芸術的感性、刺激的なアクション、行くあてのない悲しみ。ロシア演劇·映画界の鬼才キリル·セレブレンニコフ監督による強烈なインパクトに溢れた本作。一つのショットの中で幾つもの場所を移動し、時間をも超えていく18分間の長回しショットは、映画ファン必見だ。
2017年、不当逮捕を訴えるも自宅軟禁されたセレブレンニコフは、軟禁という不条理な状況下で本作の脚本を書き、執行猶予期間中に闇に隠れて撮影をした。進むも地獄戻るも地獄、母国への愛憎がスクリーンに迸る。

監督:キリル・セレブレンニコフ
出演:セミョーン・セルジン、チュルパン・ハマートワ、ユリヤ・ペレシリド
日本語字幕:守屋愛 配給:ムヴィオラ

2021年/ロシア=フランス=スイス=ドイツ合作/146分/カラー/ロシア語/DCP/R15+


『チャイコフスキーの妻』
1877年、地方貴族出身の貧しい娘アントニーナが、かねてより一方的な想いを寄せていた作曲家チャイコフスキーへの恋文をしたためる。チャイコフスキーはそんなアントニーナを一度は素っ気なくあしらうが、彼女の熱烈な求愛に根負けしたかのように結婚を受け入れる。もともと気難しい独身主義者で、女性への愛情を抱いたことがないチャイコフスキーは、アントニーナの存在を煩わしく感じ、あからさまに厄介者扱いする。チャイコフスキーの弟や友人から離婚を促されたアントニーナは、それでも夫への揺るぎない愛を示すが、誰の理解も得られない孤独な日々の中でもがき苦しみ、ついには狂気の淵へ堕ちていくのだった……。

カンヌ国際映画祭の常連となったセレブレンニコフ監督の型破りなまでにアーティスティックな感性は、本作でも遺憾なく発揮されている。格調高い絵画的な映像美、流麗なカメラワーク。さらにチャイコフスキーの葬儀が営まれる冒頭シーンを始め、ワンショットで時空を超え、現実とファンタジーの垣根をも取り払う、驚異的な長回しの演出に息をのまずにいられない。
 
監督・脚本:キリル・セレブレンニコフ
出演:アリョーナ・ミハイロワ、オーディン・ランド・ビロン、フィリップ・アヴデエフ、ユリア・アウグ 
字幕:加藤富美 
配給:ミモザフィルムズ

2022年/ロシア・フランス・スイス/ロシア語、フランス語/143分/カラー/2.39:1/5.1ch/DCP

協力:キノフィルムズ、ムヴィオラ、ミモザフィルムズ

  • 予告編

  • 公開日

    9/6(土)~19(金)日替わりで1日1作品上映

  • 上映時間

    kirill-schedule

    9月6日(土) 15:00『LETO -レト-』
    9月7日(日) 15:00『チャイコフスキーの妻』
    9月8日(月) 15:00『LETO -レト-』
    9月9日(火) 15:00『インフル病みのペトロフ家』
    9月10日(水) 15:00『LETO -レト-』
    9月11日(木) 15:00『インフル病みのペトロフ家』
    9月12日(金) 15:00『LETO -レト-』
    9月13日(土) 16:20『LETO -レト-』
    9月14日(日) 18:10『インフル病みのペトロフ家』
    9月15日(月祝) 16:20『チャイコフスキーの妻』
    9月16日(火) 18:10『LETO -レト-』
    9月17日(水) 15:55『チャイコフスキーの妻』
    9月18日(木) 18:10『LETO -レト-』
    9月19日(金) 15:55『インフル病みのペトロフ家』

  • 入場料金

    一般1,800円/大学・専門学校生・シニア1,400円/会員1,300円/高校生900円/中学生以下600円
    火曜サービスデー 1,300円/1日サービスデー 1,100円
    『リモノフ』ご鑑賞のお客様、半券またはオンラインチケット購入メール提示で一般料金から100円引き

  • イベント情報

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