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わたしは異邦人

8月23日(土)公開

見えないものに導かれ、わたしはここに来た

わたしは異邦人

孤児として育ったイスタンブール生まれのダフネ。人嫌いの彼女がシデに来た目的は、自分を捨てた母親を探すこと。ダフネに残された唯一の手がかりは、遥か昔にトルコの名もない遺跡で撮影された、ぼやけた母親の写真だけ。あてのない“人探し”を始めたダフネは、やがてシデにとどまる不思議な人々と出会い、彼らの協力を得ることに。「見返りは何?」彼らが助けてくれる度、尋ねるダフネ。果たして母は見つかるのだろうか?そしてダフネに思いもよらない結末が訪れる。

愛する娘に気持ちを伝えたい娼婦、口のきけない巫女、“本心”を明かさない年齢不詳の男…ダフネが出会う不思議な人びともまた、彼女と同様ある「思い」を捨てられずシデを離れられずにいた。昼から夜へと移り変わる濃密な空気のなか、ダフネはシデにとどまる者たちの思いに直面する。シデは古代ギリシャでは港町として栄えた歴史ある町。アポロン神殿や円形劇場など2000年も前の空気が色濃く漂う街で、ダフネに次々に訪れる“目に見えないもの”との出会い。彼らとの交流を通して、ダフネは新たな自分を知っていく。

カンヌ国際映画祭常連となっている、『雪の轍』『二つの季節しかない村』のヌリ·ビルゲ·ジェイランを筆頭に、『裸足の季節』のデニス·ガムゼ·エルギュヴェンなど多くの映画作家を送り込んでいるトルコから新たな才能が誕生した。本作がデビュー作となるエミネ·ユルドゥルムは、アポロンやアテナなど、ギリシャ神話に登場する神々から着想を得た幻想的な物語を取り込みつつ、現代を生きる若き女性の成長譚に昇華させたトルコ期待の新人監督である。〈自らのルーツを辿る〉という普遍的なテーマを、トルコの古代遺跡群を背景に見事に展開させた。

監督·脚本:エミネ·ユルドゥルム
キャスト:エズキ·チェリキ、パルシュ·ギョネネン、セレン·ウチェル
映画祭タイトル:「昼のアポロン夜のアテネ」
日本版字幕:森澤海郎
宣伝広報:スリーピン
配給:パンドラ

2024年/カラー/トルコ/トルコ語/112分

  • 予告編

  • 公式サイト

    http://www.pan-dora.co.jp/ihojin/

  • 公開日

    8月23日(土)

  • 上映時間

  • 入場料金

    一般2,000円/大学・専門学校生・シニア1,400円/会員1,300円/高校生900円/中学生以下600円
    火曜サービスデー 1,300円/1日サービスデー 1,100円

  • 前売券情報

  • イベント情報

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