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猫と塩、または砂糖

7月23日(土)公開

僕の職業は、猫である。
元ニートの40歳新人監督が混迷時代に放つ“クセが強くて愛おしい”ホームコメディ

猫と塩、または砂糖

(C)2020 PFFパートナーズ(ぴあ、ホリプロ、日活)/一般社団法人PFF

社会を拒絶し自主的に母のペットとなった32歳の僕。アル中の父、慎ましい母とともに実家で淡々と暮らしていたが、突然、母の元カレで金持ち紳士風の男とその娘(美少女)が同居することに。狭いひとつ屋根の下、5人それぞれが幸せを求めて右往左往する中、僕が選んだ生き方とは……。

新たな才能を世界に羽ばたかせるプロジェクトとして、橋口亮輔、矢口史靖、李相日、荻上直子、石井裕也ほか錚々たる映画監督を輩出してきたPFF(ぴあフィルムフェスティバル)スカラシップ。製作から劇場公開までをトータルプロデュースするこのプロジェクトが、先行きの見えない2022年の映画界、そして日本社会に送り出すのは、登場人物全員が地味に狂っているけれど愛おしいホームコメディだ。
舞台となるのは、日本のどこにでもある住宅街に建つ一軒家。30代の息子とその両親が暮らすその小さな空間に、謎の多い父娘が加わり、5人の奇妙な同居生活が展開する。
母の猫を職業とする長男・佐藤一郎を演じるのは、舞台出身で近年は映画『私はいったい、何と闘っているのか』、NHK大河ドラマ「青天を衝け」など活躍も目覚ましい田村健太郎。息子が巣立つことへの不安から驚くべき行動に出る母・恵子役に、最近ますます活躍の場を広げている宮崎美子。母のかつての恋人で、独自の美学と価値観で一家を支配しようとする得体の知れない男・金城譲二役に、変幻自在の表現力を持つ池田成志。その娘で、父のための白くて無垢なアイドルとして生きる美少女・絵美役に、歌とラップを取り混ぜたポップな楽曲世界でZ世代に人気のアーティスト、吉田凜音。そして、プライドだけは高いアル中の佐藤家の父・茂を、日本映画に欠かせない怪優・諏訪太朗が演じる。
監督、脚本、編集を務めるのは、本作が劇場長編デビューとなる小松孝。早稲田のシナリオ研究会で天才と呼ばれるもデイトレーダーに転身して失敗、ニート生活を経て撮影した映画『食卓』でPFFアワード2016 グランプリ受賞で映画監督に返り咲いたユニークな経歴の持ち主。
過剰な家族讃歌、現代の権力構造や労働観、マイノリティが窮屈な思いをする社会に対する怒りをつめこんだオリジナル脚本による本作では、「幸せとは何か?」という壮大なテーマを掲げながら、独特のユーモアセンスとこだわりを貫き、全編、細部にわたって観る者の意表を突き続ける。型破りな脚本、絶妙なキャスティングに加え、「アリの巣を俯瞰的に観察する面白さ」を再現したカメラワーク、敬愛してやまないアイドルグループ「NILKLY」の物語と主題歌への起用、多肉植物やVRゲーム、デジタルガジェットなどの小道具が作り出す世界観……。一瞬たりとも目が離せない、観れば観るほどクセになる、こだわり満載の痛快作が完成した。

監督・脚本・編集:小松孝/出演:田村健太郎、吉田凜音、諏訪太朗、池田成志、宮崎美子
2020年/日本/カラー/1.85:1/5.1ch/DCP/119分/英題:Cat and Salt, or Sugar/配給:一般社団法人PFF/マジックアワー

  • 予告編

  • 公式サイト

    https://www.nekoshio.com/

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  • イベント情報

    ■舞台挨拶付き先行上映会

    7月6日(水)開場18:00 開演18:30
    ※上映前舞台挨拶あり
    ゲスト(予定):小松孝監督、吉田凜音さん、宮崎美子さん

    会場:ユーロライブ
    料金:1800円均一
    ※各種前売り券・招待券使用不可
    ※6月28日(火)0:00~よりユーロスペースHPにてオンライン販売

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