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赤い原罪

10月2日(土)公開

神を呪う父と追いかける娘、神に試される修道女。三人の犯した罪と真実。
神はそこにいるのか、あなたの心が試される102分間。

赤い原罪

とある漁村の教会を訪れる白髪の女性。その教会に修道女として務めていた40年前の出来事が語られはじめる。40年前、その村には極貧の身体の不自由な父親と癲癇持ちの娘が住んでいた。他人に頼らず生きようとする父娘と手を差し伸べようとする修道女。村と父娘の秘密と罪があらわになっていく。

『赤い原罪』は、神を呪い続ける貧しい父娘の姿を修道女の目を通して描き、「神に救いはあるのか」「罪とは何か」を観る人の心に強く訴える作品である。神学を10年学び、牧師の資格を持つムン・シングが監督し、宗教問題に鋭く切り込んだ本作は、公開とともに韓国で宗教論争を巻き起こした。神を信じるクリスチャンにとっては本作のテーマを決して看過することができず、テーマに真摯に向き合うことは自身の宗教心を確かめ見直すことにつながる。さらに本作は単なる宗教映画にとどまらず、「生きる」という人間の根源的な想いを伝える力強い人間ドラマでもある。
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019にて審査員特別賞を授賞、長らく日本公開を待たれていた作品が満を持して劇場公開される。

監督:ムン・シング/出演:ペク・スンチョル、ム・サンオク、イ・ヒョンジュ
2017年/韓国/102分/配給:ガチンコ・フィルム

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