ユーロスペース

オンラインチケット購入

トップページ > 息子のままで、女子になる

息子のままで、女子になる

6月19日(土)公開

トランスジェンダーの新しいアイコンとして注目される、サリー楓。
これは彼女が、”楓“として自分らしく、いまを生きようとする現在進行形の物語。

息子のままで、女子になる

©2021「息子のままで、女子になる」

男性として生きることに違和感を持ち続けてきた楓は、就職を目前に、これから始まる長い社会人生活を女性としてやっていこうと決断する。幼い頃から夢見ていた建築業界への就職も決まり、卒業までに残された数か月のモラトリアム期間に、楓は女性としての実力を試そうとするかのように動き始めた。ビューティーコンテストへの出場や講演活動などを通して、楓は少しずつ注目を集めるようになる。メディアに対しては、自身が活躍することでセクシャルマイノリティの可能性を押し広げたいと語る楓だが、その胸中には、父親の期待を受け止めきれなかった息子というセルフイメージが根強く残っていた。社会的な評価を手にしたい野心的なトランスジェンダー女性と、父親との関係に自信を取り戻したいとひそかに願う息子。この二つの間を揺れながら、楓はどんな未来をつくり上げていくだろう。これは、社会の常識という壁に挑みながら、自分だけの人生のあり方を模索する新しい女性の誕生ストーリーである。

パンテーンCM「#PrideHair」起用や「AbemaTV」コメンテーターをはじめ多くのメディアへ出演し、
トランスジェンダーの新しいアイコンとして注目される、サリー楓。建築家としての夢、息子として期待に応えられなかった葛藤、家族との対話……。これは彼女が、”楓“として自分らしく、いまを生きようとする現在進行形の物語。
浄土宗の僧侶でありメイクアップアーティストとしても世界的に活躍する西村宏堂、映画『ミッドナイトスワン』の脚本監修を務め、女の子になりたい男性を応援する「乙女塾」を主宰する西原さつき、LGBT就職支援活動を行うソーシャルベンチャー、JobRainbowを率いる星賢人・星真梨子の姉弟など、新時代の旗手たちが登場するのも見逃せない。また、楓との対話を通して、世界の求めるレッテルに抗うがあまりに「闘い過ぎている」ことを楓に気づかせるはるな愛の存在が光る。

本作は、ロサンゼルス・ダイバーシティ映画祭にてドキュメンタリー賞を受賞。監督は三宅洋平の選挙活動を撮った『選挙フェス!』(15年)が話題になった、新進気鋭の監督・杉岡太樹。今秋に日本で初開催するプラスサイズ女性のビューティーコンテスト「Today's Woman」を主催するスティーブン・ヘインズがエグゼクティブプロデューサーを務めた。

監督:杉岡太樹/出演:サリー楓、Steven Haynes、西村宏堂、JobRainbow 小林博人、西原さつき、はるな愛
2021年/日本/106分/日本語・英語/カラー/ 配給:mirrorball works 

  • 予告編

  • 公式サイト

    https://www.youdecide.jp/

  • 公開日

  • 上映時間

    6月19日(土) 10:25
    6月20日(日)~25日(金) 10:40
    6月26日(土)~7月2日(金) 20:00
    ※7月3日(土)以降続映、上映時間未定。

  • 入場料金

    一般1800円/大学・専門学校生1400円/会員・シニア1200円/高校生800円/中学生以下500円

  • イベント情報

    ■初日舞台挨拶
    6月19日(土)10:25の回上映前
    ゲスト:サリー楓 さん、スティーブン・ヘインズさん(エグゼクティブプロデューサー)、西原さつきさん(「乙女塾」創立者)、星賢人さん(JobRainbow 代表取締役)、星真梨子さん(JobRainbow 取締役 COO)、杉岡太樹監督

TOP