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ひとくず

6月12日(土)公開

少女を地獄から救ったのは人間のくずだった--
フランス、スペイン、イタリアなど各国で絶賛の本作が凱旋上映!

ひとくず

生まれてからずっと虐待の日々が続く少女・鞠。食べる物もなく、空気もガスも止められている家に置き去りにされた鞠のもとへ、犯罪を重ねる破綻者の男・金田が空巣に入る。幼い頃に虐待を受けていた金田は、鞠の姿に、自分を重ね、社会からは外れた方法で彼女を救おうと動き出す。そして、鞠の母である凛の恋人から鞠が虐待を受けていることを知る。虐待されつつも母親を愛する鞠。鞠が虐待されていると確信した担任教諭は、児童相談所職員を連れてやって来るが、鞠は母の元を離れようとせず、保護する事ができずにいた。金田は鞠を救うため虐待をする凛の恋人を殺してしまう。凛に力ずくで、母親にさせようとする金田。しかし、凛もまた、虐待の過去を持ち、子供の愛し方が分からないでいた。そんな3人が不器用ながらも共に暮らし、「家族」の暖かさを感じ本物の「家族」へと近付いていく…。

児童虐待の実態は凄まじいものであり子供には逃げ場がなく、救いの手から閉ざされてしまっています。また日本の法律上、行政が非常に介入し難いという現実があります。厚生労働省によると、2016年度における児童虐待相談の件数は122,578件であり、26年連続で増加しています。この映画は監督・脚本を務める上西雄大が、児童相談所にてご尽力される医師、楠部知子先生から虐待の実態を耳にしたことから始まりました。楠部先生から「眼を向けてあげてください、救われる命があります」との言葉を受け、今こそ一人ひとりが関心を持つべき問題だと考えを固めました。虐待に苦しんでいる子供を手に差し伸べたい…。そこで、児童虐待をテーマにした映画「ひとくず」を制作することを決断し、撮影はオール関西で撮影され、上西自身が主催する劇団員のほか、田中要次、木下ほうか、工藤俊作、谷しげる、堀田眞三、城明男、飯島大介などベテラン俳優が参加した。

監督:上西雄大/出演:上西雄大、小南希良梨、古川藍、徳武未夏
2019年/日本/117分/DCP/配給:渋谷プロダクション

  • 公式サイト

    https://hitokuzu.com/

  • 公開日

    6月25日(金)まで

  • 上映時間

    6月12日(土)~18日(金) 11:00/18:30
    6月19日(土)~24日(木) 10:15/18:30
    6月25日(金) 時間未定

  • 入場料金

    一般1800円/大学・専門学校生1400円/会員・シニア1200円/高校生800円/中学生以下500円

  • イベント情報

    ■舞台挨拶
    6月12日(土) 18:35の回上映前
    ゲスト:上西雄大監督、古川藍さん、徳竹未夏さん、木下ほうかさん

    6月13日(日)~20日(日) 18:35の回上映後
    ゲスト:上西雄大監督、古川藍さん、徳竹未夏さん

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