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ひとくず

1月9日(土)公開

少女を地獄から救ったのは人間のくずだった--
大好評アンコール上映

ひとくず

生まれてからずっと虐待の日々が続く少女・鞠。食べる物もなく、空気もガスも止められている家に置き去りにされた鞠のもとへ、犯罪を重ねる破綻者の男・金田が空巣に入る。幼い頃に虐待を受けていた金田は、鞠の姿に、自分を重ね、社会からは外れた方法で彼女を救おうと動き出す。そして、鞠の母である凛の恋人から鞠が虐待を受けていることを知る。虐待されつつも母親を愛する鞠。鞠が虐待されていると確信した担任教諭は、児童相談所職員を連れてやって来るが、鞠は母の元を離れようとせず、保護する事ができずにいた。金田は鞠を救うため虐待をする凛の恋人を殺してしまう。凛に力ずくで、母親にさせようとする金田。しかし、凛もまた、虐待の過去を持ち、子供の愛し方が分からないでいた。そんな3人が不器用ながらも共に暮らし、「家族」の暖かさを感じ本物の「家族」へと近付いていく…。

児童虐待の実態は凄まじいものであり子供には逃げ場がなく、救いの手から閉ざされてしまっています。また日本の法律上、行政が非常に介入し難いという現実があります。厚生労働省によると、2016年度における児童虐待相談の件数は122,578件であり、26年連続で増加しています。この映画は監督・脚本を務める上西雄大が、児童相談所にてご尽力される医師、楠部知子先生から虐待の実態を耳にしたことから始まりました。楠部先生から「眼を向けてあげてください、救われる命があります」との言葉を受け、今こそ一人ひとりが関心を持つべき問題だと考えを固めました。虐待に苦しんでいる子供を手に差し伸べたい…。そこで、児童虐待をテーマにした映画「ひとくず」を制作することを決断し、撮影はオール関西で撮影され、上西自身が主催する劇団員のほか、田中要次、木下ほうか、工藤俊作、谷しげる、堀田眞三、城明男、飯島大介などベテラン俳優が参加。完成後の関係者試写会で大きな反響により上映運動など様々な盛り上がりを見せている。各国の映画祭では絶賛の嵐が巻き起こり、今後も多くの海外映画祭で上映を行う予定である。

監督:上西雄大/出演:上西雄大、小南希良梨、古川藍、徳武未夏
2019年/日本/117分/DCP/配給:渋谷プロダクション

  • 公式サイト

    https://hitokuzu.com/

  • 公開日

    1月22日(金)まで

  • 上映時間

    1月9日(土)~22日(金) 17:40

  • 入場料金

    一般1800円/大学・専門学校生1400円/会員・シニア1200円/高校生800円/中学生以下500円

  • イベント情報

    ■トークショー
    1月9日(土) ゲスト:上西雄大監督、木下ほうかさん
    1月10日(日) ゲスト:上西雄大監督、古川藍さん、徳竹未夏さん
    ※古川藍さん、徳竹未夏さんはリモート登壇
    1月11日(月) ゲスト:上西雄大監督、津田寛治さん
    ※津田寛治さんはリモート登壇
    1月12日(火) ゲスト:上西雄大監督、渡辺いっけいさん
    ※渡辺いっけいさんはリモート登壇
    1月13日(水) ゲスト:上西雄大監督、赤井英和さん
    ※赤井英和さんはリモート登壇
    1月14日(木) ゲスト:上西雄大監督、山崎真実さん
    ※山崎真実さんはリモート登壇
    1月15日(金) ゲスト:上西雄大監督、金子昇さん、徳竹未夏さん
    ※徳竹未夏さんはリモート登壇
    1月17日(日) ゲスト:松原智恵子さん
    ※リモート登壇
    1月19日(火) ゲスト:有森也実さん
    ※リモート登壇
    1月21日(木) ゲスト:山本真弘さん(回想・カネマサ役)

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