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この世界の(さらにいくつもの)片隅に

12月20日(金)公開

戦争しおってもセミは鳴く。ちょうちょも飛ぶ。そして、人には人生がある。それが戦争中であっても。
明るくぼーっとした人のように見えるすずさんが自分以外の「世界の片隅」と巡り合うとき、すずさんの中にはどんな変化が生まれるのでしょうか。
すずさんの中にあったほんとうのものを見つけてください。
――片渕須直

この世界の(さらにいくつもの)片隅に

©2018こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

広島県・呉に嫁いだすずは、夫・周作とその家族に囲まれて、新たな生活を始める。昭和19年、日本が戦争のただ中にあった頃だ。戦況が悪化し、生活は困難を極めるが、すずは工夫を重ね日々の暮らしを紡いでいく。ある日、迷い込んだ遊郭でリンと出会う。境遇は異なるものの呉で初めて出会った同世代の女性に心を通わせていくすず。自分の”居場所”を見失いかけていたすずに、リンは優しく微笑みかける。「誰でもなにかが足らんくらいで そうそう居場所は無うなりゃせんのよ。」
そんなリンも、かつては”居場所”を探していた一人だった。ひとりぼっちだと思っていた2人は偶然に出会い、いつしか大切な存在になっていく。そんなある日、ふとしたことをきっかけに、すずは周作とリンの過去に触れてしまう。すず、リン、そして周作。それぞれが内に秘めた想いを抱えながら、日々を懸命に生きていた。
そして昭和20年の夏がやってくるーー。

2016年11月12日に公開され、深い感動の輪を拡げていき、日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞、仏・アヌシー国際映画祭優秀作品賞など国内外で70以上の賞を受賞するなど大きな反響を呼んだ映画『この世界の片隅に』。多くのファンと上映劇場の熱意に支えられ、公開から1日も途絶えることなく900日以上も、日本全国どこかの劇場で上映が続けられている。本作はそんな『この世界の片隅に』に、原作の魅力的なエピソードの数々を散りばめて描き足した新作だ。昭和19年秋から昭和20年春にかけて、主に遊郭で出会うリンとの交流を中心に、登場人物たちの「さらにいくつもの人生」が描かれる。すずを取り巻く人々の人生がより深く描かれることによって、私たちは知ることになる。明るくぼっーとしたすずの中にあったほんとうの感情を。
そして、誰もが誰かを想い、哀しくも優しい秘密を抱えていたことに。
映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』。たおやかな温もりに満ちた新たな物語が、この冬、深く沁みわたる。

監督:片渕須直/出演:のん、細谷佳正、稲葉菜月、尾身美詞 
2019年/日本/配給:東京テアトル

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