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祝福~オラとニコデムの家~

6月23日(土)公開

少女はこの世界に負けないように立っている。
ドキュメンタリー史上、最も親密な映画が生まれた。

祝福~オラとニコデムの家~

©HBO Europe s.r.o.,Wajda Studio Sp. zo.o.Otter Films Wazelkie prawa zastrzeżone,2016

ワルシャワ郊外の街セロツク。14歳の少女オラの家族は、酒で問題を抱える父親と自閉症の13歳の弟ニコデム。母親は違う男性と離れて暮らしている。家事をこなし、弟の面倒を見るのはもっぱらオラの役目だ。現実は厳しい。それはわかっている。けれど、少女は心のどこかで夢見ている。弟の初聖体式が成功すれば、もう一度家族がひとつになれると。この映画は、大人に守られず必死に生きている、この世界の子供たちへの、優しくも透徹したまなざしである。

アンナ・ザメツカ監督の寄り添うカメラがおこした奇跡。世界中の多数の賞に輝いた昨年度ベスト・ドキュメンタリーの一本。昨年10月の山形国際ドキュメンタリー映画祭で最高賞のロバート&フランシス・フラハティー賞(大賞)に輝き、ヨーロッパ映画賞も受賞。世界中の数々のドキュメンタリー賞を席巻した感動的な傑作『祝福~オラとニコデムの家』。監督はポーランドのドキュメンタリー作家、アンナ・ザメツカ。自分自身が、この映画の少女だったと語る彼女が、その経験を重ねながら、少女の日常を撮り続けた。カメラは、少女の心の叫びを世界に伝えるための可能性であろうとし、それによって本作はドキュメンタリーの可能性をも拡げ、世界中の映画祭で称賛された。

監督&脚本:アンナ・ザメツカ
2016年/ポーランド/DCP/カラー/5.1ch/75分/配給:ムヴィオラ

  • 予告編

  • 公式サイト

    http://www.moviola.jp/shukufuku/

  • 公開日

    7月20日(金)まで

  • 上映時間

    7月6日(金)まで 13:15/15:00/16:45/18:30
    7月7日(土)~13日(金) 11:30/13:15/15:00/19:00
    7月14日(土)~20日(金) 11:30/14:55/18:50

  • 入場料金

    一般1600円

  • イベント情報

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