ユーロスペース

オンラインチケット購入

トップページ > 花筐/HANAGATAMI

花筐/HANAGATAMI

1月27日(土)公開

少女は魂に火をつけ、少年は血に溺れる。

花筐/HANAGATAMI

©唐津映画製作委員会/PSC 2017

1941年の春、アムステルダムに住む両親の元を離れ、佐賀県唐津に暮らす叔母の元に身を寄せることになった 17歳の梱山俊彦の新学期は、アポロ神のように雄々しい鵜飼、虚無僧のような吉良、お調子者の阿蘇ら学友を得て “勇気を試す冒険” に興じる日々。肺病を患う従妹の美那に恋心を抱きながらも、女友達のあきねや千歳と“不良”なる青春を謳歌している。しかし、我が「生」を自分の意志で生きようとする彼らの純粋で自由な荒ぶる青春のときは儚く、いつしか戦争の渦に飲み込まれてゆく。「殺されないぞ、戦争なんかに!」――俊彦はひとり、仲間たちの間を浮き草のように漂いながら、自らの魂に火をつけようとするが…。

世界的カルト映画にして大林宣彦監督のデビュー作『HOUSE/ハウス』 (77) より以前に書き上げられていた幻の脚本が40年の時を経て奇蹟の映画化。自分の命さえ自由にならない太平洋戦争勃発前夜を生きる若者たちを主軸に、心が火傷するような凄まじき青春群像劇を、圧倒的な映像力で描く。原作は三島由紀夫がこの一冊を読み小説家を志したという檀一雄の純文学「花筐」。尾道三部作をはじめ数多くの“古里映画”を撮り続けてきた大林宣彦が選んだ佐賀県唐津市を舞台に、唐津の魂「唐津くんち」が映画史上初の全面協力。窪塚俊介主演、満島真之介、長塚圭史、常盤貴子ほか。『この空の花火』、『野のなななのか』に続く本作は、余命宣告を受けながら完成させた大林宣彦的“戦争三部作”の締めを飾る魂の集大成である。

監督:大林宣彦/出演:窪塚俊介、満島真之介、長塚圭史、常盤貴子
2017/カラー/DCP/アメリカンヴィスタ/169分/配給:新日本映画社

  • 予告編

  • 公式サイト

    http://hanagatami-movie.jp

  • 公開日

    2月9日(金)まで

  • 上映時間

    13:00

  • 入場料金

    一般1800円/大学・専門学校生1400円/会員・シニア1200円/高校生800円/中学生以下500円

  • イベント情報

TOP