74歳のペリカンはパンを売る。
10月7日(土)公開
創業74年。東京・浅草。たった2種類のパンのみを作る「パンのペリカン」。
パン作りを通して見えてくる、モノづくりの本質。
©ポルトレ
浅草にある老舗パン屋、ペリカン。ペリカンのロゴマークが目印の店先、朝8時の開店前には行列ができる。その光景は毎日変わることがない。
たくさんのパン屋が乱立し、多種多様なパンがあふれかえる東京。その中にあって、ペリカンで売っているのは食パンとロールパン、たった2種類のパンのみ。それなのにお客さんが途切れることはなく、売り切れまで賑わいは続く。「まだ、ありますか?」それは、まるで合言葉のようだ。このパンの何が、ここまで人を惹きつけるのだろうか。
『74歳のペリカンはパンを売る。』は「パンのペリカン」のパン作りとその魅力に迫るドキュメンタリーである。
「2種類のパンのみを作る」というパン業界でも異質の存在。町の普通のパン屋として開業したペリカンは、変わりゆく時代に対応しながら、いまや“パン業界の財産”とまで言われる唯一無二の存在となった。
その店を切り盛りするのは、4代目店長・渡辺陸さん。現在29歳。創業74年の老舗の伝統と若き店長を今も支えているのは、二代目店主・渡辺多夫(ルビ:かずお)さんの存在。菓子パンも作っていた店を2種類のパンのみに変え、ペリカンのブランドを作り上げた張本人である。ペリカンのパン作りの現場に迫ってみると、モノづくりの本質と “売れるパンを作る”という商売の本質が見えてきた……。
そして、時代がかわっても、その素朴な味を変えることなく、「パンのペリカン」では毎朝4時から職人たちがパンを焼いている。
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予告編
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公式サイト
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公開日
11月24日(金)まで
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上映時間
10月7日(土) 10:50/12:40/14:30/15:30/19:15
10月8日(日)、9日(月) 10:50/12:40/14:30/15:30/19:10
10月10日(火)~20日(金) 10:50/12:40/14:30/19:10
10月21日(火)~27日(金) 12:55/14:45
10月28日(土)~11月3日(金) 11:40/13:25/15:10
11月4日(土) 13:15/19:15
11月5日(日)~10日(金) 13:05/19:15
11月11日(土)~24日(金) 13:05
※15:30の回はユーロライブで上映 -
入場料金
一般1800円/大学・専門学校生1400円/会員・シニア1200円/高校生800円/中学生以下500円
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イベント情報
■トークショー開催
10月28日(土) 13:25の回上映後 ゲスト:池田浩明さん(パンラボ)
10月29日(日) 13:25の回上映後 ゲスト:入江葵さん