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ギ・あいうえおス 他山の石を以って己の玉を磨くべし

7月15日(土)公開

待望の新作が7 年ぶりに公開
異才・柴田剛が放つ、最旬エクスペリメンタル・ロードムービー

ギ・あいうえおス 他山の石を以って己の玉を磨くべし

©Yamaguchi Center for Arts and Media [YCAM]/ Go Shibata

『おそいひと』(2004年)などで、注目を集め、前作『ギ・あいうえおス ‒ずばぬけたかえうた-』(2010年)で、その独特の世界観により多くの観客に衝撃を与えた柴田剛。映画制作クルーが映画を制作していく過程を、音楽を演奏するバンドと同等のものとして描く柴田剛のアイデアによって生まれた「ギ・あいうえおス」。作品の制作者(スタッフ)=登場人物(キャスト)であり、登場人物たちが語る内容を含む、映像上に記憶されたことは、全てその場で起きたことでもある。ドキュメンタリーのように撮影され、フィクションとして編集をおこなった実験的ロードムービー。「ギ・あいうえおスは、おじさんたちの『スタンド・バイ・ミー』。『スタンド・バイ・ミー』では死体を探しに行ったが、「Gui」はUFOを探しに行く!」と、柴田剛が大まかなストーリーラインを設定し、「Gui」のメンバーを山口県に招集。リサーチの過程で、次々と本作に強い影響を与える人物たちに巡り合っていく。そこで何が起きるのか、一体何が映画として残るのか、誰もわからないまま「己の玉を磨く」ために旅はスタートする―

本作は山口情報芸術センター[YCAM]の映画制作プロジェクト「YCAM FILM FACTORY」の一環で制作された初の長編映画。柴田剛はその第1弾招聘作家として、約1年間に渡り断続的に滞在、本作リサーチと撮影、編集、仕上げ作業をおこなった。YCAMは通常の美術館組織とは異なるアートセンターであり、開館以来アーティストに新作制作の場を提供、各分野の専門的知識を持ったYCAMスタッフが協働することによって、アーティストの挑戦をサポートしてきた。過去に坂本龍一、野村萬斎、ライゾマティクス (真鍋大度+石橋素)など錚々たるアーティストたちと、ジャンルを横断するような作品を共同制作してきた。 YCAM初プロデュースとなる本作は、YCAMで別のアーティストの展示企画として進めていた、山口に点在する「巨石」のマッピングを足がかりに、土地とその歴史、さらに「特徴的な」人物をリサーチ。前作にも登場した「くじら号2」に乗り込みカメラとマイクを持ってギ・あいうえおスが再び旅に出た。本作はその旅の記録である。


監督:柴田剛/出演:ギ・あいうえおス、ヒスロム(加藤至 星野文紀 吉田祐)、AbRabbi –油火– 、益田文和、岩本守夫
2016年/日本/86分/HD/モノクロ(パートカラー)/製作:山口情報芸術センター[YCAM]

  • 予告編

  • 公式サイト

    http://guiaiueos.ycam.jp

  • 公開日

    7月15日(土)~21日(金)1週間限定レイトショー

  • 上映時間

  • 入場料金

    一般1500円/大学・専門学校生1200円/会員・シニア1100円/高校生800円/中学生以下500円

  • イベント情報

    ■初日監督舞台挨拶&トークイベント
    7月15日(土)上映前 初日舞台挨拶 ゲスト:柴田剛監督
    7月16日(日)上映後 Q&A ゲスト:柴田剛監督
    7月17日(月・祝)上映後 トーク ゲスト:鈴木洋平さん(映画監督『丸』)、柴田剛監督

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