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イスラーム映画祭2

1月14日(土)公開

“多種多様”なイスラームを映画でめぐる7日間

イスラーム映画祭2

日々うねりを上げる世界情勢の中で、ますます関心を集める“イスラーム”。映画は、わたしたちがあふれる情報にまぎれて見落としがちな、その文化とともに生きる人々の素朴な姿を垣間見せてくれます。映画を楽しみながら、世界の豊かさを知るために、第2回目の「イスラーム映画祭」を開催いたします。

■上映作品

『私たちはどこに行くの?』 監督:ナディーン・ラバキ
2011年/フランス=レバノン=エジプト=イタリア/102分/ブルーレイ
戦争で荒廃した、ムスリムとクリスチャンが半数ずつ暮らすレバノンの小村。女たちは共に仲良くしていたが、男たちは事あるごとに争いを始め手に負えない。平穏な生活を守ろうと、女たちはあの手この手と策を練る…。『キャラメル』の監督が贈る、歌や音楽満載の悲喜劇です。

『敷物と掛布』 監督:アフマド・アブダッラー
2013年/エジプト/87分/ブルーレイ
2011年1月25日、革命下のエジプト。30年におよぶムバーラク政権打倒を叫ぶ人々で、街はあふれていた。友人と共に刑務所から逃亡した名もなき男は、真実を映すある動画を胸にカイロの貧困地区を彷徨うが…。エジプト社会の周縁から革命を描く人間ドラマです。

『泥の鳥』 監督:タレク・マスゥド
2002年/バングラデシュ=フランス/98分/ブルーレイ
親元を離れ、アヌはマドラサに入学するが、厳しい寄宿生活になかなかなじむことができない。一方、家では病弱な妹の治療をめぐり、両親の間で溝が深まっていた。やがて彼らの村にも独立戦争の波が押し寄せてくる…。バングラデシュ独立戦争前夜を背景にした物語です。

『蝶と花』 監督:ユッタナー・ムクダーサニット
1985年/タイ/127分/ブルーレイ
父、弟、妹と暮らすフージャンは、家計を助けようとアイスキャンディー売りを始めるが、家を留守にしたある晩、父が列車事故に遭ってしまう。やがてフージャンは旅先で出逢った若者たちと、白米の密輸を始めるが…。タイ映画の名作と謳われる青春ドラマです。

『改宗』 監督:パーヌ・アーリー、コン・リッディー他
2008年/タイ/83分/ブルーレイ
バンコクで働く仏教徒のジューンは、タイ南部出身のムスリム、エイクとの結婚を機にイスラームに改宗する。生活に根づくイスラームの教えと慣習を学びながら、ジューンはやがてエイクと共に南部の島へ移住するが…。結婚と改宗という二つの決断を果たした女性の、新たな人生を描くロード・ドキュメンタリーです。

『バーバ・アジーズ』 監督:ナーセル・ヘミール
2004年/チュニジア=ドイツ=フランス=イギリス/96分/35mm
盲目のイスラーム修道僧とその孫娘が、30年に一度だけ開かれるという集会を目指し、砂漠を歩いている。修道僧は孫娘にある王子の物語を聞かせていた。様々な出逢いと別れを繰り返しながら、2人は旅をつづける…。“アラビアンナイト”さながらの世界が展開する幻想的な物語です。

『マリアの息子』 監督:ハミド・ジェベリ
1999年/イラン/72分/35mm
敬虔なムスリムの少年ラフマンは、村で唯一のカトリック教会にあるマリア像に、見知らぬ母の面影を見る。老神父と仲良くなったラフマンは、神父が事故で倒れると、盲目の友人と共に彼の弟を探す旅に出るのだった…。幼い子供を主人公にした、懐かしいタイプのイラン映画です。

『十四夜の月』 監督:M・サーディク
1960年/インド/170分/35mm
ある日、ナワブは街でニカーブから一瞬だけ顔を見せた女性に一目惚れする。彼女を忘れられない彼は縁談を断り、親友のアスラムが代わりに結婚するが、なんとその相手こそ、ナワブが恋焦がれる女性ジャミーラだった…。インド映画の巨匠グル・ダット主演の悲恋メロドラマです。

『ミスター&ミセス・アイヤル』 監督:アパルナ・セン
2002年/インド/118分/ブルーレイ
タミルのヒンドゥー女性ミーヌは、夫の元に帰るバスの旅でベンガル出身のラジャと出逢う。ところが道中、ヒンドゥー対イスラームの暴動に遭い、暴徒を前に彼女は、ムスリムと知ったラジャのことを夫だと嘘をつく…。宗教も出自も異なる男女が束の間の夫婦を装う物語です。

※作品のさらに詳しい情報はチラシPDFをご覧ください。
※公式サイト(islamicff.com)は準備中です。

イスラーム映画祭実行委員会

  • 予告編

  • 公式サイト

    http://islamicff.com/

  • 公開日

    1月14日(土)~20日(金) 特集上映

  • 上映時間

    1月14日(土) 13:00『私たちはどこに行くの?』/15:15『敷物と掛布』/18:30『バーバ・アジーズ』
    1月15日(日) 13:00『泥の鳥』/15:40『十四夜の月』/18:50『ミスター&ミセス・アイヤル』
    1月16日(月) 13:00『敷物と掛布』/15:00『改宗』/17:00『蝶と花』/19:35『マリアの息子』
    1月17日(火) 13:00『十四夜の月』/16:45『ミスター&ミセス・アイヤル』/19:10『泥の鳥』
    1月18日(水) 13:00『マリアの息子』/14:40『私たちはどこに行くの?/16:50/『改宗』/18:40『蝶と花』
    1月19日(木) 13:00『ミスター&ミセス・アイヤル』/16:00『泥の鳥』/18:30『バーバ・アジーズ』
    1月20日(金) 13:00『蝶と花』/15:30『マリアの息子』/17:10『敷物と掛布』/19:05『私たちはどこに行くの?』

  • 入場料金

    一般1300円(火曜サービスデー1200円)/3回券3300円(複数人での利用可)/会員・シニア・大学・専門学校生1100円/高校生800円/中学生以下500円
    ※前売券の販売はございません

  • イベント情報

    1月14日(土) 15:15『敷物と掛布』上映後 ゲスト:アハマド・カリームさん(『敷物と掛布』翻訳/東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士課程)
    1月14日(土) 18:30『バーバ・アジーズ』上映後 ゲスト:サラーム海上さん(よろずエキゾ風物ライター/DJ/中東料理研究家)
    1月15日(日) 13:00『泥の鳥』上映後 ゲスト:川内有緒さん(ノンフィクション作家)
    1月17日(火) 13:00『十四夜の月』上映後 ゲスト:麻田豊さん(元東京外国語大学准教授 ウルドゥー語学文学、インド・イスラーム文化専攻/翻訳家)
    1月19日(木) 18:30『バーバ・アジーズ』上映後 ゲスト:常見藤代さん(写真家)

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