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函館珈琲

9月24日(土)公開

シナリオ大賞映画化プロジェクト第一弾
映画を紡ぎ出す街・函館。この街には、言葉にできない時間が、静かに流れている…

函館珈琲

© HAKODATEproject2016

函館の街にひっそりと佇む古い西洋風アパート翡翠館。オーナーの荻原時子は翡翠館を仕事場兼居住スペースとして貸し出し、若い才能を後押ししている。装飾ガラスの職人を目指す堀池一子、テディベアアーティストの相澤幸太郎、ピンホールカメラ専門の写真家藤村佐和。それぞれが自分の居場所を探し求めながら、明日への不安の中で生きていた。夏のある日、入居予定だった家具職人藪下の代わりに桧山英二が突然やってくる。古本屋を始めると言いながら彼には隠していることがあった。それは若き日に自身が描いた小説「不完全な月」以降、思うような作品が書けず苦悩する小説家としての姿だった。我が子と二度と会えない一子、故郷を遠く離れた相澤、対人恐怖症の佐和。心に小さな棘が刺さったままの住人たち。桧山は、住人たちとのふれあいの中で徐々に自分を見失っていく。何も生み出さない自分への怒りと焦り。桧山は止まったままの時間を動かすように、蔵の中に眠っていたオートバイの修理をはじめる…。

シナリオ大賞映画化プロジェクトの第一弾は、2013年度函館市長賞を射止めた、いとう菜のはの本作。監督は、『ソウルフラワートレイン』の新鋭西尾孔志、主演は黄川田将也、函館の翡翠館に集まる若者たちには、片岡礼子、中島トニー、そして元wyolicaのボーカルAzumiが映画初出演し、主題歌を担当。カフェのマスターには映画祭のディレクターあがた森魚、翡翠館の主人にはベテランの夏樹陽子が務めます。誰もが通り過ぎるひと時の決断を、時にはほろ苦く、甘酸っぱく、まるで珈琲のような映画が誕生しました。

監督:西尾孔志/出演:黄川田将也、片岡礼子、Azumi、中島トニー
2016 年/日本/カラー/DCP/90分/配給:太秦

  • 公式サイト

    http://www.hakodatecoffee.com/

  • 公開日

    10月14日(金)まで

  • 上映時間

    12:55/17:00/21:05~22:45

  • 入場料金

    一般1700円/大学・専門学校生1400円/会員・シニア1200円/高校生800円/中学生以下500円

  • イベント情報

    ■初日舞台挨拶
    9月24日(土)12:55の回上映後 ゲスト(予定):黄川田将也さん、片岡礼子さん、Azumiさん、中島トニーさん、あがた森魚さん、夏樹陽子さん、西尾孔志監督
    9月29日(木)17:00の回上映後 ゲスト(予定):Azumiさん、河井信哉さん
    9月29日(木)21:05の回上映前 ゲスト(予定):Azumiさん、中島トニーさん


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